三菱重工、シドニー第2空港含む西シドニー地域開発でMOUに調印

三菱重工、シドニー第2空港含む西シドニー地域開発でMOUに調印

ニュース画像 1枚目:調印式にNSW州政府首相、三菱重工・河相常務が出席
© 三菱重工
調印式にNSW州政府首相、三菱重工・河相常務が出席

三菱重工業は2018年10月15日(月)、オーストラリアのニューサウスウェールズ(NSW)州政府と西シドニー地域の総合開発計画について、グループの製品技術やサービスなどを通じた各種ソリューションを提案することで合意、MOU(覚書)を調印しました。

NSW州は、オーストラリア連邦政府、西シドニー地区の8自治体と連携し、2026年に開業予定のシドニー第2空港とその周辺地域の開発を進めており、三菱重工は「質の高いインフラ(社会基盤)」提供を主眼とし、今回のMOUを締結しました。

このインフラ開発は、都市機能の分散をめざし、シドニー大都市圏内に複数のセントラル・ビジネス・ディストリクト(CBD)の形成を計画しています。シドニーのCBDに加え、郊外に州政府機関の移転、さらに第2のCBD開発も始まり、先進企業、大学、研究機関などが参画しています。

三菱重工グループは、西シドニー地域の都市開発、工業団地、空港などに最適なエネルギーマネジメント手法など先進的な技術・関連システムを駆使した環境調和型の街づくりを提案します。すでに京都府付近、他の海外プロジェクトで先行的に参画しているスマートコミュニティ実証事業で得られた成果も役立てる計画です。

シドニー第2空港は、現在のシドニー中心部から西に50キロ離れたバジェリーズ・クリークに建設される計画で、3,700メートルの滑走路1本で運用します。新空港は現在のシドニー空港の利用者が増加、これに伴う混雑を受け、その機能分散を狙っています。

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