岩手県知事、中国東方航空にトップセールス 花巻/上海線の定期便で

岩手県知事、中国東方航空にトップセールス 花巻/上海線の定期便で

岩手県の達増知事は2018年12月20日(木)と12月21日(金)の2日間、中国東方航空の本社を訪問し、トップセールスを実施します。中国東方航空は9月19日(水)付けで、花巻/上海線の定期便就航について中国民用航空局(CAAC)に申請しており、これを踏まえて知事が中国東方航空に対し、この路線の定期便就航を要望します。

岩手県を訪れる外国人旅行者は増加しており、観光庁の宿泊旅行統計調査によるのべ宿泊者数の推移によると、2018年は8月までの年間累計で20,540人泊と2017年の20,930人泊に迫り、これを超えることが確実視されています。国別でも2017年は台湾に次ぐ市場規模となっています。

中国東方航空は、CAACに申請した路線開設の許可を受け、11月29日(木)付けで国土交通省航空局に路線認可申請を行っており、これによると2019年1月30日(水)に就航、毎週水、土の週2便をA320で運航する計画です。

知事はトップセールスで、花巻/上海線の定期便の路線認可申請に謝辞を述べ、岩手県の観光資源をはじめ、花巻空港の東北周遊に関する立地の優位性などをPRする予定で、就航が円滑に進むよう要請する方針です。

達増知事は上海線に全力で取り組みつつ、上海以外に香港を含む中国の他地域とのチャーター便や定期便の開設などをめざす方針です。また、花巻/台北線を含めた国際線の課題としては、日本発の需要開拓も必要との考えで、双方向の交流にも力を注ぐ考えを示しています。

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