ライオン・エアのJT610便、尼NTSCがブラックボックス回収へ

ライオン・エアのJT610便、尼NTSCがブラックボックス回収へ

ライオン・エアのジャカルタ発パンカルピナン行きJT610便が墜落した件について、インドネシア政府は、インドネシア国家捜索救助庁(BASARNAS)が現場で捜索救助活動にあたり、この便の運航路線にあたるスカルノハッタ国際空港とデパティ・アミール空港に搭乗者の家族向けの危機管理センターが設置されたと明らかにしています。

インドネシアの国家運輸安全委員会(NTSC)は、墜落したとみられる737-8-MAXの現場に調査員30名を派遣しています。海上では残骸が見つかり、一部は海に沈んでいることも確認されており、対応に当たっています。調査チームは、この機体のブラックボックスの回収にまずは全力をあげ、墜落原因の調査に当たる方針です。

事故当時、JT610便には乗客178名、幼児含む子供が3名、乗務員はパイロット2名、客室乗務員5名が搭乗していました。このJT610便は、スカルノハッタ国際空港を6時20分に離陸、その13分後に墜落しました。

インドネシアNTSCはこの事故に関連し、JT610便がレーダーから消える前に、出発空港へ戻ると伝えていたことを明らかにしました。墜落現場は、南緯5度46分15秒、東方107度07分16秒としており、機体のものと思われる多くの破損物が見つかっています。

ボーイングは、この件について、事故についての認識と、状況を注視しているとコメントを発表しています。ボーイングが手がける最新鋭機の737 MAXの墜落事故はこれが初めてです。

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