三重県で大規模津波防災総合訓練、海保ヘリや航空自衛隊などが参加

三重県で大規模津波防災総合訓練、海保ヘリや航空自衛隊などが参加

国土交通省中部地方整備局は2018年11月3日(土・祝)、「津波防災の日」「世界津波の日」にあわせ、三重県四日市市で「平成30年度大規模津波総合防災訓練」を実施しました。三重県での大規模津波総合防災訓練は、初開催でした。

この訓練では、南海トラフ巨大地震による被害を想定し、地域住民や外国人留学生による津波避難訓練や障害物を取り除いて海上の交通を確保する訓練などが実施されます。

訓練には、海上保安庁のヘリコプターが参加し、上空、海上からの情報収集訓練が実施されたほか、支援部隊派遣訓練として、航空自衛隊との連携による被災地域への TEC-FORCE派遣や、各機関が所有する航空機やヘリコプターなどによる、上空からの情報収集、伝達訓練などが実施されています。

中部地方整備局の「まんなか」号が搭載するテレビカメラ、赤外線、垂直写真、画像伝送システムを使い、初動の情報収集と映像伝送訓練、三重県警察の「いせ」でヘリテレによる映像伝送、航空自衛隊の救難隊のU-125Aが機動性を生かした偵察などに加え、海上保安庁の「いせたか」による救助・負傷者搬送訓練などが実施されました。

このほか、三重県防災航空隊の「みえ」、国土地理院の「くにかぜ」が情報収集を行い、ドローンを活用した訓練も行われています。このほか、陸上自衛隊明野駐屯地のUH-1Jが物資輸送を実施しています。

また、一般社団法人海洋調査協会の会員会社としてアジア航測が参加し、海洋調査協会のブースで南海トラフの立体地図や、伊勢湾の赤色立体地図を出展しています。詳しくは三重県、またはアジア航測のウェブサイトを参照ください。

期日: 2018/11/03
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