アイスランド航空がWOWエア買収、競争厳しい大西洋路線で事業規模拡大

アイスランド航空がWOWエア買収、競争厳しい大西洋路線で事業規模拡大

アイスランド航空などのブランドを展開するアイスランドエア・グループは2018年11月5日(月)、WOWエアの全株式を購入する契約を締結しました。アイスランドエア・グループの傘下に、成長が著しい格安航空会社(LCC)を収め、事業規模を拡大します。

この買収は、アイスランドエア・グループの株主総会での承認、アイスランドの競争当局の承認、デューディリジェンスの結果を条件としています。WOWエアの株主は、この買収に伴い、アイスランドエア・グループの株式との交換になります。

主力ブランドとなるアイスランド航空とWOWエアはそれぞれ別々のブランドで継続して事業を展開します。買収による両社の大西洋横断路線の市場シェアはおよそ3.8%となります。アイスランドエア・グループは買収で、国際航空市場で熾烈になる競争に対応する体制がさらに整うことになるとコメントしています。

アイスランド航空は現在、主力機は757-200の27機を中心に、757-300が2機、最新鋭の737-8-MAXが3機、767-300が4機の計36機で、保有機材の更新を進めています。WOWエアはA320-200とA320neoが3機、A321-200とA321neoが14機、A330-300が3機の計20機で運航しています。

メニューを開く