JAXAこうのとり7号機、ISSへの物資輸送を完遂 大気圏に再突入

JAXAこうのとり7号機、ISSへの物資輸送を完遂 大気圏に再突入

ニュース画像 1枚目:回収されたカプセル
© JAXA
回収されたカプセル

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、日本時間2018年11月11日(日)6時14分、宇宙ステーション補給機「こうのとり」7号機(HTV7)が第3回軌道離脱マヌーバを実施し、大気圏に再突入したと発表しました。

「こうのとり」7号機は、9月28日(金)に国際宇宙ステーション(ISS)への結合に無事成功した後、国際宇宙ステーション(ISS)に約41日間係留し、ISSへの補給品や利用物資の移送を行い、ISSからの不用物資を搭載しています。なお、このミッションは今回で7機連続の成功です。

今後は、海上に着水したHTV搭載小型回収カプセルを回収します。小型回収カプセルの技術実証では、低加速度で機体を揚力飛行させ目標範囲に誘導する技術と、国産防護材で再突入時の高温から機体を守る技術の実証が行われます。

大気圏に再突入した小型回収カプセルは7時6分に着水し、南鳥島沖で10時25分に回収成功しています。日本が独自にISSから実験試料を回収したのは初めてのことで、将来の有人宇宙船開発につながる技術とされています。詳しくは、JAXAのウェブサイトを参照ください。

期日: 2018/11/11
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