東富士演習場での無人偵察機システム破損、ブレード取付け角が不適切

東富士演習場での無人偵察機システム破損、ブレード取付け角が不適切

陸上自衛隊は2018年10月30日(火)、東富士演習場で発生した無人偵察機システム(FFRS)の破損と、使用再開について発表しました。

この事案は2018年8月15日(水)、東富士演習場内で富士総合火力演習支援のための飛
行訓練を実施した際、発進・回収装置からの離陸時、機体が数センチ上昇したところで地面に落下し、メイン・ローター・ブレードなどを破損したものです。原因として、FFRSのメイン・ローター・ブレードを整備員が調整した際、取付け角が不適切で、十分な揚力が得られず、機体が落下したものと分析しています。

陸自では、FFRSの全可動機について、メイン・ローター・ブレードの取付け角を点検し、異常がないことを確認しています。また、取付け角の調整では、上級部隊とのダブルチェック体制としたほか、適切な整備要領について改めて部隊に徹底を指示しています。

なお、陸自では原因が解明され、処置が完了したことから、FFRSの使用を再開しています。詳しくは陸上自衛隊のウェブサイトを参照ください。

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