エアバス、初のA321LRをアルキアに納入 2020年にピーチへ

エアバス、初のA321LRをアルキアに納入 2020年にピーチへ

ニュース画像 1枚目:航空会社に引き渡しされた世界初のA321LR
© AIRBUS S.A.S.
航空会社に引き渡しされた世界初のA321LR

エアバスは2018年11月14日(水)、世界初のA321LRをテルアビブに本拠を置くアルキア・イスラエル・エアラインズに引き渡したと発表しました。A321LRは、A321neoをベースに最大離陸重量(MTOW)97トンの長距離航行に対応する派生系で、大西洋横断路線に投入できるボーイングの757-200の対抗機種、または機材更新の市場に向けて展開された戦略的な機種です。

最大航続距離は4,000海里、およそ7,400キロメートルで、飛行時間で約9時間とこれまでの単通路機では結ぶことのできなかった新たな定期便路線の開拓も期待されています。機内は、通常の単通路機より長時間の滞在になることから、航空会社は自社の戦略にあわせた快適性を高める幅広いシートの採用など、プレミアムな製品の装備も可能です。

アルキアに納入されたA321LRは、エコノミーのみ220席を装備する仕様で、エンジンはCFMインターナショナルのLEAP-1A32エンジンを搭載しています。製造番号(msn)は「8517」、機体記号(レジ)は「4X-AGH」です。

この機種は、日本の航空会社ではピーチが契約しており、2020年に初号機を受領する予定です。ピーチはアジアでのローンチ・カスタマーとなる予定です。

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