エアバスは2018年11月16日(金)、デルタ航空とA330-900について10機の追加契約を公表しました。この発注で、デルタ航空のA330-900の発注機数は35機となっています。
A330-900は「A330neo」としてマーケティング展開されていたもので、効率性と柔軟性を高め、短距離から長距離路線まで、さまざまな市場に対応できる機種として現行のA330ファミリーの最新機材です。9月26日(水)にヨーロッパ航空安全庁(EASA)から型式証明を取得しています。
デルタ航空はA330-900を運航する、アメリカで最初の航空会社となります。なお、同社のA330-900には、デルタワンスイート、デルタプレミアムセレクト、デルタコンフォート+、メインキャビンを装備、シートの快適性を高めるメモリフォームクッションや、ワイヤレス機内エンターテインメントシステムが搭載される予定です。
この契約にあわせ、デルタ航空とエアバスはA350-900の購入分のうち直近の納入分について当初の25機から15機に減らすことで合意しています。減少するA350の10機分は2025年から2026年にかけての納入に延期されます。デルタ航空は現在、A350-900を11機保有し、2019年に2機、2020年に2機が納入される予定となります。