NEDOのバイオジェット燃料事業、供給体制構築で昭和シェル石油と連携

NEDOのバイオジェット燃料事業、供給体制構築で昭和シェル石油と連携

ニュース画像 1枚目:タイのパイロットスケール試験設備
© IHI
タイのパイロットスケール試験設備

国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の事業として、IHI、三菱日立パワーシステムズ、中部電力、東洋エンジニアリング、宇宙航空研究開発機構(JAXA)、昭和シェル石油は連携、2030年頃のバイオジェット燃料商用化の実現に向け、純バイオジェット燃料製造の技術、研究開発を進めています。藻類由来によるバイオジェット燃料供給体制構築について2018年12月3日(月)、新たな事業者として昭和シェル石油との連携を開始しました。

NEDOは、バイオマスから純バイオジェット燃料生産までの一貫製造の技術開発を進めており、タイで大規模な培養池を設置し、高速で増殖する微細藻類が生成する藻油から燃料を製造するプロセスの技術開発が進んでいます。また、2018年内に国内でガス化・液化技術(Biomass to Liquid)を用いた実証設備の建設を開始し、2019年度には純バイオジェット燃料の製造を開始する予定です。

昭和シェル石油との連携で、バイオジェット燃料の製品化として従来燃料と混合、規格適合を進め、出荷して航空機への搭載の家庭で商用化に向けた技術を開発します。この中でIHIは、藻類由来バイオジェット燃料の商用化に向けた取り組みを進め、ジェット燃料に起因するCO2排出量の大幅削減に寄与することを目指しています。

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