ボーイング、777X飛行試験初号機のエンジン始動 12月6日

ボーイング、777X飛行試験初号機のエンジン始動 12月6日

ニュース画像 1枚目:777X
© Boeing
777X

ボーイングは現地2018年12月6日(木)10時、開発中の777X飛行試験初号機のエンジン試験運転を初めて実施します。日本時間では12月7日(金)3時で、ボーイングはこの様子をオンラインで生中継する予定です。

ボーイングは11月20日(火)、777X初号機の胴体組み立ての主要作業を完了したと公表しており、2019年に初飛行を予定しています。777Xに搭載するエンジンは燃費効率が高いGE9Xで、推力10万ポンド超、高圧コンプレッサの圧縮比は27:1で、GE90エンジンとの比較で10%の燃費改善を図ることができます。GE9Xの開発にはIHI、スネクマ、サフラン、MTUエアロ・エンジンズの4社がそれぞれおよそ25パーセントに参画しており、このうちIHIは低圧タービン部品などを製造しています。

777Xは効率性を高めたエンジンに加え、揚力と効率を考慮した第4世代の新たなコンポジット・ウィング・デザインなどの最新技術を導入します。日本企業も川崎重工、三菱重工、SUBARU、新明和工業が胴体部分の各所で製造に参画し、ジャムコもラバトリーを納入しています。

この記事に関連するニュース
メニューを開く