庄内空港、4月末まで低層風情報提供システムを試験運用

庄内空港、4月末まで低層風情報提供システムを試験運用

庄内空港で2018年12月1日(土)から2019年4月30日(火)まで、山形県、宇宙航空研究開発機構(JAXA)、ソニックの3者による低層風情報提供システム(SOLWIN:ソルウィン)の運用試験が実施されています。

SOLWINは、「Sodar-based Low-level Wind Information」の略で、従来のシステムよりも低コストで導入でき、音波によって装置直上のおよそ90メートルまでの風を計測し、飛行に影響が大きい鉛直風を観測できるシステムで、飛行場への設置により空港直上の風情報を航空機の運航者へ提供できます。

庄内空港は年間を通じて風の強い日が多く、特に冬季は風の乱れが生じることがあり、風の影響が厳しい飛行場です。このため、山形県はJAXAとソニックが共同開発した SOLWINを用い、開発者と共同で庄内空港直上の風向・風速を観測し、航空機の運航者・パイロットへ情報提供を行う運用試験を実施します。運用試験は特に、SOLWINが積雪寒冷地で求められる機能水準を満たすか検証し、庄内空港での有効性・運用性を検証します。

期日: 2018/12/01 〜 2019/04/30
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