関西エアポート、2018年度中間決算は増収減益 台風損失額は99億円

関西エアポート、2018年度中間決算は増収減益 台風損失額は99億円

関西エアポートは2018年12月10日(月)、2018年4月から9月までの中間決算を公表、営業収益は6%増の1,049億円、営業利益は2%減の266億円、経常利益は3%減の209億円、当期純利益は23%減の114億円でした。

主に韓国、ハワイ、東南アジア方面の国際線旅客便が増加し、2018年度上半期の航空機発着回数は、台風21号被災があったものの年度上半期として関西国際空港は過去最高の前年度に次ぐ規模でした。

大阪国際(伊丹)空港でも、主に機材点検による欠航で前年をわずかに下回る1%減の6万9,000回、2018年度から運営を開始した神戸空港は好調に推移し7%増の1万5,000回となり、3空港の総発着回数は1%増の17.4万回でした。旅客数は、関西国際空港が2%減の1,391万人、伊丹空港は4%増の819万人、神戸空港は2%増の161万人でした。

台風21号被災による関西国際空港の閉鎖は、8月までの航空需要が堅調に推移したこと、2018年4月から神戸空港の運営を開始により、前年同期と比べ6%の増収でした。営業利益は4月から神戸空港の運営権に関連する償却費、主に伊丹空港リノベーションなどをはじめとするインフラ投資の増加に伴う減価償却費の増加が2%の減益となり、当期純利益は台風被害の特別損失を計上し、23%の減益でした。

台風による今中間期の減収・損失額は99億円ですが、台風による損失額の全てを含むものではなく、損失額はさらに大きくなる見通しです。

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