スホーイは2019年1月7日(月)付で、同社が製造するスホーイ・スーパージェット(SSJ)100のイランへの航空機輸出に関連し、アメリカからの返答はなかったと公表しました。アメリカ政府は2018年11月に経済制裁第2弾を再開しており、制裁対象に航空機も含まれています。
スホーイが製造するSSJ100は、アメリカで製造する部品が10%超のため、スホーイ・シビル・エアクラフト(SCAC)は2017年にアメリカ政府に申請、2018年末までに肯定、否定共にフィードバックは得られなかったものです。
SCACはイランへの航空機輸出を念頭に、海外製品の採用数を減らした新たなSSJ100の改造に取り組んでいます。この新たな仕様では、コンポーネントの価格も変更することで運航コストが大幅に引き下げられる見込みとなっています。SCACはこの新仕様の機材は現段階で正式な契約合意はないとしています。
スホーイはイランとの契約ではアーセマーン航空とイランエアツアーズとそれぞれSSJ100を20機ずつ、計40機の納入で合意していることが伝えられています。