昭和シェル石油 、ANAとJAL向けにバイオジェット燃料を初供給

昭和シェル石油 、ANAとJAL向けにバイオジェット燃料を初供給

昭和シェル石油は2019年1月9日(水)、全日空(ANA)と日本航空(JAL)の運航便にバイオジェット燃料の供給を実施すると発表しました。アメリカのサンフランシスコ空港で供給され、JALは777-300ERで運航するサンフランシスコ発羽田着JL001便にバイオジェット燃料を搭載します。ANAも成田/サンフランシスコ線を777-300ERで運航、この機材にバイオジェット燃料を搭載します。

昭和シェル石油は2017年に、東北大学大学院の研究グループと、食糧と競合しないバイオマス原料から、ガソリン基材として利用可能な「ヘキセン」の生成に成功しています。ヘキセンはジェット燃料相当の炭化水素に変換可能な事から、ジェット燃料基材の製造にも展開されています。ヘキセンをモデル化合物としたジェット燃料の生成は、11月に開催された第47回石油・石油化学討論会で発表されています。

昭和シェル石油は、航空分野において二酸化炭素排出量の削減が期待されるバイオジェット燃料の導入・拡大に寄与し、独自の純バイオジェット製造技術の開発を推進し、持続可能な社会の実現に貢献していく方針です。

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