国土交通省航空局は2019年1月11日(金)、日本航空(JAL)に業務改善勧告し、1月18日(金)までに報告するよう求めています。JALには2018年12月21日(金)、事業改善命令で2019年1月18日(金)までに必要な再発防止策の提出を求めており、一連の運航乗務員、客室乗務員の飲酒関連の方策を求めています。
今回の業務改善勧告は、成田発ダニエル・K・イノウエ国際空港着のJL786便に乗務中の客室乗務員からアルコール臭がするとの報告を受け、機内で実施したアルコール検査で制限値を超える値が検出されたものです。この調査結果で、当該の女性客室乗務員は当初の調査時の供述から一転、飲酒を認めており、2017年11月にも乗務中の飲酒を認めています。
航空局は2018年12月26日(水)と12月27日(木)に立入検査と報告徴収を実施し、客室乗務員が運航規程を遵守せずに飲酒したこと、同様事案の発生で2018年6月6日(水)に厳重注意を受けていたにもかかわらず、改善への取組みが十分に行われていなかったとして、改めて業務改善勧告と、必要な再発防止策の報告を求めています。