イラン空軍向けにサハ・エアラインズが運航していた707-320C貨物機が2019年1月14日(月)、悪天候の影響も受け、イランのカラジ近くで墜落しました。これを受け、ボーイングは搭乗していた乗員の家族、友人に対して哀悼の意を表明しています。この事故調査は、イランの民間航空機部門が実施します。
報道によると、この機体には16名が搭乗しており、このうち15名が死亡、1名が病院に運ばれました。707の機体記号(レジ)「EP-CPP」は全損状態です。
この機体は事故当時、キルギスのビシュケク、マナス国際空港からイラン・キャラジのパヤム国際空港へ向かっていました。ところが、事故はパヤム国際空港の滑走路30の手前10キロメートル超にあるFath飛行場の31Lに着陸し、滑走路を逸脱し、住宅街で停止したものです。
着陸空港を間違った理由に悪天候があげられており、パヤム国際空港の滑走路長は3,600メートル超、Fath飛行場は1,100メートルほどで、着陸後に滑走路が短いために逸脱したとみられます。