エールフランス航空は2019年1月10日(木)、同社の別ブランドとして立ち上げ、運航を開始しているジューン(Joon)をエールフランスに統合する方針を示しました。ジューンは2017年12月からパリ発着6路線に就航、ミレニアル世代を中心とした若い世代、特にデジタル・テクノロジーをライフスタイルに取り入れた顧客の獲得を目指していました。
今回のブランド廃止の方針は、エールフランスのスタッフ、利用者などとの話し合い、組合と協議した結果として明らかにしており、ジューンの統合に向けたプロジェクトを立ち上げます。ジューン設立で効果的なことがあったものの、このブランドは顧客、従業員、市場、投資家から理解を得るのが困難であったと現時点で振り返っています。
市場に複数ブランドを展開することで複雑化し、エールフランスのブランド力を弱める結果となったともコメントしています。統合によりエールフランスは保有機材、ブランド、各種商品の調和が取れ、多くのメリットがもたらされるとしており、運航管理も改善されるとみています。発注済みのA350についても客室構成をエールフランスにあわせて円滑に移行できるとしています。
現在販売中、販売済みのすべてのジューン運航便は、引き継ぎプロジェクトが完了するまでこれまで通りジューンが運航し、その後はエールフランスに引き継がれます。