エアバス・ヘリコプターズは2019年1月23日(水)、2018年度の受注と引き渡し状況について発表しました。
2018年の納入は356機で、受注は413機でした。小型双発機のH135/H145ファミリーを148機、新世代ヘリコプターのH160を15機、新規受注しています。2018年末時点での全体の受注残は717機に増加しています。
このほか、中国から100機受注契約したH135の初号機を青島市に納入しています。中国国内でのヘリコプター市場の需要に応えるため、H135の最終組立工場が同市に設置されています。また、香港政府フライングサービス(GFS)には、世界で初めてのH175パブリック・サービス仕様を納入しています。
スーパー・ピューマ・ファミリーでは、軍用機仕様のH225Mと、民間、官公庁市場で新規オペレーターの開拓と追加受注を締結し、多用途性能を実証しました。NH90も好調で、カタールから28機、スペインから23機の追加受注冴えています。
なお、エアバス・ヘリコプターズは電動垂直離着陸機(eVTOL)、「CityAirbus」の技術デモンストレーターのパワーオンと地上試験に成功し、2019年始めに予定している初飛行に向け、開発を進めています。