三菱重工グループの三菱重工エンジニアリング(MHIENG)は2019年1月31日(木)、アメリカ・フロリダ州のタンパ国際空港で運行する全自動無人運転車両(APM)システム「スカイ・コネクトAPM(Sky Connect APM)」について、4両をの追加受注したと発表しました。追加車両は、2021年に納入する予定です。
タンパ国際空港は1970年代に世界で初めてターミナル間を結ぶAPMシステムを導入した空港です。全長は2.3キロメートルで、空港ターミナルを中心に駐車場や新設のレンタカー施設間を約5分で結んでいます。現在12両が運行しており、1時間あたり最大2,850人を輸送できます。4両の追加投入により、輸送できる乗客は1時間あたり最大3,990人にまで拡大します。
MHIENGのAPMシステムは、シンガポール・チャンギ、仁川、香港、ドバイの各国際空港でも運用されています。三菱重工グループは、世界のAPM市場をリードする存在として、高い信頼性、安全性、革新的な輸送システムを提供することにより、持続可能な未来社会の構築に貢献していく方針です。