瀬峰場外離着陸場で発生したオーバーラン、重量超と中止判断遅れが原因

瀬峰場外離着陸場で発生したオーバーラン、重量超と中止判断遅れが原因

ニュース画像 1枚目:推定滑走経路、事故報告書より
© 運輸安全委員会
推定滑走経路、事故報告書より

運輸安全委員会は2019年1月31日(木)、2017年10月に宮城県の瀬峰場外離着陸場で、ホンダエアポートを定置場とするビーチクラフトE33、機体記号(レジ)「JA3447」の離陸中止後のオーバーランに伴う機体損傷について、調査報告書を公表しました。

この事故は2017年10月8日(日)、ビーチクラフトE33が離陸に失敗、滑走路をオーバーランした事案です。搭乗していた4名は自力で脱出し、いずれも軽いけがを負いました。

報告書は、「JA3447」が離陸中止後にオーバーランし、滑走路端前方の水田に転覆したため、機体を損傷したとみています。オーバーランの要因は、離陸重量が瀬峰場外離着陸場の滑走路を安全に離陸できる重量を超えていたため、離陸滑走中に滑走路端までの距離が短くなり、機長の離陸中止の判断が遅れたことによるものとみています。

なお、事故当日の瀬峰場外離着陸場では、「第12回 くりはら秋・夢祭り 2017」が開催されており、この祭り終了後に発生した事故でした。

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