イギリス空軍、トーネードが約40年の任務を終える

イギリス空軍、トーネードが約40年の任務を終える

ニュース画像 1枚目:マーハム空軍基地に帰還したトルネード
© RAF
マーハム空軍基地に帰還したトルネード

イギリス空軍は2019年2月5日(火)、およそ40年にわたる任務から帰還したトーネードを歓迎しています。トーネードは1979年に初めて任務についたジェット戦闘機で、世界各地の作戦で使用されてきました。最近ではシリア、イラクでの過激派組織「イスラム国(IS)」に対する作戦に従事しています。

今回、ノーフォークのマーハム空軍基地に帰還したトーネードは、部隊の家族、友人らに見守られ、到着しました。イギリス空軍はトーネードを3月末に戦闘地域での運用を終える予定で、この役割は今後、タイフーンとF-35ライトニングIIが担います。

タイフーンは、過去3年間で4億2,500万ポンド相当の「プロジェクト・センチュリオン」として空対空ミサイル、精密攻撃ミサイルの搭載と発射能力を確保しています。さらに、F-35ライトニングの導入を進め、イギリス空軍はこの2機種で戦闘機の主力を形成します。

トーネードは3月末に運用を中止し、その後はイギリス国内で訓練目的のみに使用される予定です。この機種は、トーネードGR1として、実戦ではサウジアラビア、バーレーンの基地から出撃した1991年の湾岸戦争時に初めて使用され、その後はコソボ、アフガニスタン、イラク、シリアで使用され、GR4モデルまでアップグレードされています。

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