エアバスとダッソー・システムズは2019年2月、戦略的パートナーシップについて5年間の合意覚書に署名しました。これによりエアバスは、航空機製造の新たな産業エコシステムの基礎を築くための、デジタル変革を進めます。
エアバスは今回の合意に基づき、ダッソー・システムズの3DEXPERIENCEプラットフォームを導入します。このプラットフォームは、データ・モデルの中で、設計からオペレーションまでつなぐ「デジタル連続性」を確保し、統一されたユーザー・エクスペリエンスが提供されます。これにより、エアバスの全部門と全製品ラインで、デジタル化された設計、製造、DDMS(digital design, manufacturing and services)が実現します。
エアバスはデジタル化や3Dエクスペリエンスだけでなく、航空機の設計と運用の手法、顧客満足まで考慮したプロセスの合理化と高速化について見直し、DDMSを活用し、最新鋭のテクノロジーで航空宇宙産業に新しいモデルを構築するとコメントしています。
また、ダッソー・システムズは、エアバスは自社エコシステム全体からインサイトやノウハウを獲得し、新しいエクスペリエンスの提供が実現できるとメリットを指摘しています。