エアバスは2019年1月31日(木)、セネガルのエア・セネガルが初めて導入するA330neoが、同社本拠地ダカールのブレイズ・ディアニュ国際空港へ試験飛行しました。納入前にダカールで披露され、到着後にはセネガル共和国のマッキー・サル大統領、エア・セネガルのフィリップ・ボーン最高経営責任者(CEO)などが出席し、式典が執り行われました。
このA330neoは、A330-900の製造番号(msn)「1910」、機体番号(レジ)「9H-SZN」で登録される予定で、式典にあわせセネガル西部の「Casamance(カザマンス)」地方にちなみ、愛称が命名されました。エア・セネガルはアフリカでA330neoを選定した初めての航空会社で、ビジネスクラス32席、プレミアムプラス21席、エコノミークラス237席の290席仕様です。
エア・セネガルは2018年に運航を開始したセネガル政府が出資するナショナル・フラッグ・キャリアです。この機体を含むA330-900は同社が運航を開始するダカール/パリ線に投入される予定です。
A330neoは、A350 XWBに採用された技術を活用したA330ファミリーの新世代機で、競合機と比べ燃料消費量が25%削減を実現しています。なお、A330はこれまでに、120社から1,700機超の受注を獲得しています。