フジドリームエア、アルコール検査未実施で再発防止策を航空局へ報告

フジドリームエア、アルコール検査未実施で再発防止策を航空局へ報告

フジドリームエアラインズ(FDA)は2019年2月13日(水)、名古屋小牧発福岡着のFDA305便において、副操縦士がアルコール検査未実施で乗務にあたった事案について、国土交通省航空局へ再発防止策を報告したと発表しました。

この事案は2月1日(金)、FDA305便に乗務した副操縦士1名がアルコール検知器を使用した検査を実施せずに乗務したものです。当該の副操縦士は福岡到着後、アルコール検知器で検査を実施し、呼気1リットルあたりのアルコール濃度は0.00mg/lと確認されています。

再発防止策として、アルコール検査の第三者立会いも含めた専任担当者の配置や、アルコール検査など一連の点検をシステム化する方針を検討しています。現時点では、アルコール検査の実施についての再周知、飲酒習慣のない乗務員に対して検査の重要性について強調した注意喚起文書の発行などを実施しています。

また、当面の対策として、航務部門カウンターのコンピュータディスプレイやその近傍に、アルコール検査に対する注意喚起のプラカードを表示し、乗員が気象情報などにアクセスする際にアルコール検査の必要性について再認識できるよう工夫しています。

FDAでは、本事象を重く受け止め、同様の事象が発生しないよう再発防止に努めていく方針です。

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