ネパール航空、関西/カトマンズ線の就航を3月下旬以降に延期

ネパール航空、関西/カトマンズ線の就航を3月下旬以降に延期

ネパール航空は2019年2月に予定していた関西/カトマンズ線の就航を延期します。安全上の指摘を国土交通省航空局から受けたもので、現地紙カトマンズポストによると、ネパール航空は最低24つの指摘事項に取り組む必要があり、そのうち4つか5つは重要な問題で、解決には数カ月を要する可能性があると伝えています。

主な指摘事項としては、統合運航管理センターの設立、24時間体制でリアルタイムのフライト情報提供などが挙げられています。そのため、ネパール民間航空庁は、ネパール航空が3月末から関西/カトマンズ線に就航することについて「可能性は低いが、可能ではある」としつつも、「実現の可能性は低い」とコメントしています。

ネパール航空は1993年2月に合意した航空協定により、1カ所の空港から週2便を運航することが許可され、1994年に上海経由で関西線の運航を開始し、2007年から機材不足を理由に同路線を運休していました。その後、両国は2018年6月に協定を見直し、週2便から週14便に運航拡大することで合意しています。

なお、ネパール/日本間の旅行者数は、この数年間に増大しており、ネパールを訪れた日本人旅行者数は2018年に29,768人で、前年比8.9%増となっています。

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