帝人は2019年1月28日(月)、ボンバルディアに供給する炭素繊維「テナックス」について、供給契約が2025年まで延長されたと発表しました。
炭素繊維「テナックス」は、A220の主翼や翼胴結合部(センターウィングボックス)、尾翼などの構造材向けの指定原糸として供給されています。帝人とボンバルディアは2010年に、炭素繊維「テナックス」の供給契約を締結しています。
帝人は今回の契約延長を受け、航空機向け炭素繊維製品のマーケットリーダーとしてソリューション提案力を強化し、2030年ごろまでに航空機用途で年間9億米ドル以上の売上を目指す方針です。
帝人はこのほか、グループ会社の東邦テナックスが製造した炭素繊維強化熱可塑性樹脂積層板「テナックスTPCL」がA350 XWBの胴体構造部に採用されています。