イギリスflybmiが運航停止、ブレグジットによる影響?

イギリスflybmiが運航停止、ブレグジットによる影響?

ブランド「Flybmi」で運航するブリティッシュ・ミッドランド・リージョナル(bmi)は2019年2月16日(土)付で事業を停止、会社の管理手続きを申し立てたました。同社はイーストミッドランドを拠点にヨーロッパ25都市に就航していました。

運航停止の理由に燃油費高騰、イギリスの炭素排出取引からの脱退を含むEUからの離脱をあげ、ブレグジットによる不確実性の影響を受けたと発表しています。同社はブレグジットで、ヨーロッパの目的地をむすぶ運航能力、リージョナル航空会社が困難に直面しているとコメントしています。

bmiは声明で従業員の献身に対して謝意を示すとともに、過去6年間で投資総額4,000万ポンド、日本円で57億円を超えたにもかかわらず、広範な事業への資金調達プログラムを継続することは不可能になったと説明しています。

bmiはエンブラエルのERJ-145を14機、ERJ-135を3機、計17機で運航しており、2018年は年間29,000便、旅客数は522,000人と推定されています。同社はルフトハンザ・ドイツ航空などとコードシェア便も運航していました。同社はイギリス/ヨーロッパ間の11路線、イギリス国内2路線、ヨーロッパ間12路線を主力として運航していました。

運航停止を受け、bmiは利用予定客には、同社で予約した場合はクレジットカード会社、旅行会社に払い戻し対応、コードシェア便を利用する場合は付与する便名の会社に代替便の手配を問い合わせるよう呼びかけています。

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