小惑星探査機「はやぶさ2」、「リュウグウ」にいよいよタッチダウンへ

小惑星探査機「はやぶさ2」、「リュウグウ」にいよいよタッチダウンへ

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は2019年2月22日(金)、小惑星探査機「はやぶさ2」タッチダウン運用を予定しており、YouTubeやJAXA TVでライブ中継する予定です。当初の計画では、2018年10月下旬にタッチダウンを計画していましたが、小惑星「リュウグウ(Ryugu)」の表面に岩塊があり、平らで広い場所がないことから延期し、調査を続けていました。

今回のタッチダウン運用計画では、2月21日(木)19時前に降下継続の可否確認を開始、2月22日(金)6時ごろに最終降下判断、同8時ごろにタッチダウンを予定しています。2018年10月下旬にターゲットマーカを着地予定地点付近に降ろしており、着地目標はその4メートルから5メートル離れた位置の半径3メートルの狭い平地です。

JAXAは、岩場が多いことから一度は回避したタッチダウンについて、今回は高い精度で半径3メートルの範囲に着地できると見ています。着地後に機体底部の装置で地表から物質を採取します。この物質は今後、惑星の成り立ち、海や生命が生まれる物質の解明といった研究に役立てられます。

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