米4社、羽田枠を申請 ラスベガスやグアム線 A330neo投入も

米4社、羽田枠を申請 ラスベガスやグアム線 A330neo投入も

ニュース画像 1枚目:日本路線に投入が計画されているA330-900
© AIRBUS S.A.S.
日本路線に投入が計画されているA330-900

アメリカ大手航空4社は2019年2月21日(木)、アメリカ運輸省(DOT)に羽田空港の国際線発着枠の拡大を受け、新たな路線を申請しました。申請した4社、路線数、発着枠はアメリカン航空が3路線・4枠、デルタ航空が5路線・6枠、ユナイテッド航空が6路線・6枠、ハワイアン航空が1路線・3枠です。

2020年夏スケジュールに羽田空港の国際線再拡張が予定されており、1日あたり約50便の増枠分のうち24枠(発着)がアメリカ路線に割り当てられる方針で、これを受けた各社の申請で、日米双方の企業に12枠ずつ配分される予定です。

アメリカン航空は、ダラス・フォートワース線を2便でいずれも777-200、ラスベガス線、ロサンゼルス線を787-8で開設する申請です。デルタ航空は、シアトル線をA330-900、デトロイト線をA350-900、アトランタ線を777-200ER、ポートランド線をA330-200、ホノルル線を767-300ERで運航する申請です。

ユナイテッド航空はニューアーク線は777-200、シカゴ線は777-200、ワシントン・ダラス線は777-200、ロサンゼルス線は787-10、ヒューストン線は777-200、グアム線はは777-200、または737の6路線です。ハワイアン航空は羽田/ホノルル線をA330-200で1日3便、運航する計画を申請しています。

この申請は優先順位が付けられており、各社ごとに就航する路線の希望順位が申請内容に反映されています。また、成田空港との兼ね合いもあり、今後の路線移管や成田での動きにも注目される申請となります。

■各社の優先順位と申請路線、機材
<アメリカン航空>
1位:ダラス・フォートワース線(777-200)
2位:ロサンゼルス線(787-8)
3位:ダラス・フォートワース線(777-200)
4位:ラスベガス線(787-8)
<デルタ航空>
1位:シアトル線(A330-900)
2位:デトロイト線(A350-900)
3位:アトランタ線(777-200ER)
4位:ポートランド線(A330-200)
5位:ホノルル線(767-300ER)
6位:ホノルル線(767-300ER)
<ユナイテッド航空>
1位グループ:ニューアーク線(777-200)
1位グループ:シカゴ線(777-200)
1位グループ:ワシントン・ダラス線(777-200)
2位:ロサンゼルス線(787-10)
3位:グアム線(777-200)
3位:グアム線(777-200)
<ハワイアン航空>
1位:ホノルル線(A330-200)
2位:ホノルル線(A330-200)
3位:ホノルル線(A330-200)
メニューを開く