ブリティッシュ・エアウェイズ、777-9を最大42機導入へ

ブリティッシュ・エアウェイズ、777-9を最大42機導入へ

ニュース画像 1枚目:ブリティッシュ・エアウェイズ塗装の777-9
© Boeing
ブリティッシュ・エアウェイズ塗装の777-9

ボーイングとインターナショナル・エアラインズ・グループ(IAG)は2019年2月28日(木)、777Xを最大42機購入する契約を締結しました。契約は確定18機、オプション権24機で、777-9は1機およそ4億4220万ドル、覚書はカタログ価格で総額186億ドルです。確定次第、ボーイングの発注・納入リストに掲載される予定です。IAGはブリティッシュ・エアウェイズなど複数の航空会社を傘下に収めるホールディング・カンパニーです。

契約された777Xは、3月にも初飛行を予定している777-9で、ブリティッシュ・エアウェイズに納入されます。引き渡しは2022年から2025年で、747-400の14機、777-200の4機を更新します。導入する機材はGE9Xを搭載し、この契約にはエンジンメンテナンスの包括パッケージも含まれています。

IAGのウィリー・ウォルシュCEOは、777-9は長距離機材でもっとも燃費効率が良く、様々な観点からブリティッシュ・エアウェイズにメリットをもたらし、747の機材更新にあたりその大きさ、航続距離ともに適した機材とコメントしています。747と比べ、1座席あたりの燃費コストは30%改善される見込みです。

ブリティッシュ・エアウェイズは現在、777-200を46機、777-300ERを12機と、777を計58機保有しており、777を運航する最大の航空会社の1つです。同社のワイドボディ機はA380を12機、787を30機、777-200を46機、777-300ERを12機、747-400を35機、計135機を保有しています。今後は787をさらに12機、2018年にリース契約した777-300ERを4機受領するほか、A350を18機発注済みで、これに今回の777Xが加わります。

メニューを開く