エアバス・ヘリコプターズは2019年3月5日(火)から3月7日(木)まで、アトランタのジョージア・ワールド・コングレス・センターで開催されている「ヘリエクスポ 2019(Heli-Expo)」の展示会で、H145多用途双発ヘリコプターの最新型を発表しました。
公開されたH145最新型は、5枚のブレードが装備され、最大離陸重量が3,800キログラムに引き上げられ、ローターの直径が小さくなり、狭いエリアでの運用が可能です。また、メインローターの設計がシンプルになり、整備作業が簡素化されたほか、ワイヤレスの機上通信システムの統合により、飛行中もリアルタイムで相互接続を可能にし、シームレスで安全なデータ通信を実現しています。
このH145最新型は、2020年初めにヨーロッパ航空安全庁(EASA)認証の取得を予定しており、初号機の納入も同年中に計画されています。今回のアップグレードは、現行のH145向けに改修オプションとして提供される予定です。
エアバス・ヘリコプターズのブリュノ・エヴァンCEOは、このアップグレードは長年にわたる顧客からのフィードバックによるものとし、各オペレーターに製品への信頼と継続的な支援に感謝の意を示しています。