「瀬取り」の警戒監視活動、フランスが参加 ファルコンとフリゲート派遣

「瀬取り」の警戒監視活動、フランスが参加 ファルコンとフリゲート派遣

ニュース画像 1枚目:Falcon 200
© Ministère des Armées
Falcon 200

岩屋防衛相は2019年3月8日(金)、北朝鮮関連の国連安保理決議を履行する警戒監視活動にフランスが初めて参加すると公表しました。派遣勢力は、ファルコン200哨戒機が3月中旬から在日アメリカ軍嘉手納飛行場を拠点に、春にはAS565パンテルを搭載するフローレアル級フリゲート「ヴァンデミエール(F-734)」で、それぞれ警戒監視活動にあたります。

フランスの派遣決定にあたり、岩屋防衛相は国際社会が一致団結し、国連安保理決議の実効性確保に取り組む観点から歓迎するとし、日本も関係国と緊密に協力を行う方針を示しています。

一連の警戒監視活動は、アメリカが日本周辺の海空域で航空機、艦艇で警戒監視に従事しているほか、嘉手納飛行場を拠点に航空機を派遣した実績がある国はオーストラリア、カナダ、ニュージーランド、海軍艦艇の派遣はオーストラリア、カナダ、イギリスです。

日本政府は、北朝鮮の完全、検証可能、かつ不可逆的な方法ですべての大量破壊兵器、あらゆる射程の弾道ミサイルの廃棄実現に向け、国際社会が一致団結して国連安保理決議の実効性確保に取り組んでおり、海上自衛隊もいわゆる「瀬取り」が疑われる船舶の情報を収集しています。

なお、「ヴァンデミエール」は2018年2月に東京・晴海ふ頭に入港、2月12日(月)と2月13日(火)に護衛艦「ゆうぎり(DD-153)」と共同訓練「VINEX 18」を実施しています。

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