© 日本グッドイヤー
空飛ぶ自動車用のコンセプトタイヤ「AERO」
グッドイヤーは2019年3月14日(木)、2019年ジュネーブ国際モーターショーで、最新のコンセプトタイヤ「AERO」を発表しました。
「AERO」は、未来を想像した空飛ぶ自動車用に設計されたコンセプトタイヤです。「ツーインワンタイヤ」をコンセプトに、地上を走行するだけでなく、ローターが傾くことによって、車両が持ち上がる揚力を与えるための動力伝達装置としての役割を果たし、空を飛ぶためのプロペラとしても機能します。
また、非空気式(エアレス)構造で、摩擦のない推進力を実現するために磁力を使用するほか、オプティカルセンシング技術で、路面状況、タイヤの磨耗、タイヤ自体の構造健全性をモニターします。このほか、人工知能(AI)も搭載し、次のアクションへのリコメンドやタイヤ関連の問題を事前に察知し、解決できるようになります。
現時点では概念上のデザインですが、非空気式構造やインテリジェントタイヤ機能など、すでに開発されている技術もあり、将来的には新しいアイデアや実現の可能性を秘めた新製品の基礎となる可能性があるとしています。