エチオピア航空、事故機関連のNYタイムズ記事に誤り指摘

エチオピア航空、事故機関連のNYタイムズ記事に誤り指摘

エチオピア航空は2019年3月21日(木)、同日付のニューヨーク・タイムズが報じた記事に誤りがあるとし、事実説明を行っています。誤りを指摘する記事は題名「Ethiopian Airlines Had a Max 8 Simulator, but Pilot on Doomed Flight Didn’t Receive Training(エチオピア航空は737 MAX 8のシミュレータを保有、墜落機のパイロットは訓練受けず)」です。

エチオピア航空は、乗務員の訓練で737NGから737 MAXへ移行するアメリカ連邦航空局(FAA)認定、ボーイング推奨の差異訓練について、737 MAXでの飛行開始前に全員が実施していると、記事内容を否定しています。

事故機のパイロットは、ライオン航空の事故後にFAAが発行した緊急耐空性指令について認識しており、この説明を受けています。耐空性指令の内容は、すべてのパイロット訓練マニュアル、操作手順書や作業マニュアルにも組み込まれています。また、737 MAXフルフライトシミュレータは、操縦特性向上システム(MCAS)の問題をシミュレートする設計はありません。

エチオピア航空は事故調査の期間中、関係者に対して情報がない、あるいは曖昧、かつ不適切、誤解を招く発言を控えるよう求めています。

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