関空、2019夏スケジュールの国際線は開港以来初の週1,500便超

関空、2019夏スケジュールの国際線は開港以来初の週1,500便超

関西エアポートは、関西国際空港の2019年夏スケジュールの国際線について、欧米路線の新規就航や増便、中国方面や東南アジア方面のネットワークの拡充が牽引役となり、ピーク時に開港以来初めて週1,500便を上回る週1,548便となる予想を発表しました。ピークは8月となる予想です。

2018年夏スケジュールに比べ週166便増、2018/19年冬スケジュールに比べ週67便増と大幅きく増加しており、特に国際旅客便は週1,403便で、開港以来初めて週1,400便を超えで過去最高が予想されています。国際貨物便は週145便で、夏スケジュールでは過去4番目の便数です。

旅客便では、ヨーロッパ路線でブリティッシュ・エアウェイズがロンドン線を約20年ぶりに開設、フィンエアーがヘルシンキ線を週3便増便し、週10便運航とします。ルフトハンザ・ドイツ航空はフランクフルト線をミュンヘン線に路線変更し、週7便を運航します。これに伴い、機材は747-400からA350-900に使用機材を変更します。北米路線では、デルタ航空がシアトル線を約6年ぶりに再開、週7便で運航します。これらの長距離路線の拡充は、関空の昇り調子を象徴する出来事となりそうです。

従来から充実する中国路線は、海南航空が深圳線を週3便で冬スケジュールから継続するほか、海口線を週3便で約12年ぶりに再開します。中国東方航空は煙台経由太原線を週3便で運航し、関空では初めて太原が定期便で結ばれます。上海吉祥航空、山東航空は青島線をデイリー運航し、奥凱航空が長沙線を週2便で新規就航、四川航空と中国南方航空も複数路線で増便を計画しています。中国国際航空の杭州線、春秋航空の広州線は2018年冬スケジュールに新規就航、増便された路線も継続され、中国本土路線だけで2018夏と比べ107便の増加となります。

東南アジア路線では、タイの格安航空会社(LCC)のタイ・ライオン・エアが乗り入れ、バンコク・ドンムアン線を週5便で運航し、シンガポール航空がシンガポール線を週7便増便、1日3便体制で運航します。

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