アメリカ空軍は2019年3月27日(水)、開発中の次期ステルス爆撃機、B-21レイダーの初配備基地にエルスワース空軍基地を選定しました。エルスワース空軍基地は、B-21レイダーの最初の作戦部隊を編成し、その後にホワイトマン空軍基地、ダイエス空軍基地に配備します。
アメリカ空軍はB-52Hストラトフォートレス、ロックウェルB-1Bランサー、ノースロップB-2Aスピリットと3機種の戦略爆撃機を運用していますが、ノースロップ・グラマンを主契約者とするB-21レイダーを導入します。B-21は2020年代半ばに運用を開始する計画で、戦略爆撃機はB-52と2機種体制となります。
B-21レイダーの配備箇所の選定で、エルスワース空軍基地はホワイトマン空軍基地、ダイエス空軍基地と3拠点でもっとも少ないコスト、かつ運用上の影響を最小限に止めることができる拠点とされています。新機材の導入や部隊編成にあわせ、B-1ランサーとB-2スピリットは徐々に退役を進めます。
B-52は2050年までの運用が決定されており、バークスデール空軍基地とマイノット空軍基地に配備、運用されます。