運輸安全委員会は2019年4月3日(水)、関西国際空港の南西およそ90キロメートル、高度約3,600メートルで発生したジェットスターの787-8による運航について、左右エンジンが一時的に出力が低下したことを航空重大インシデントと認定し、調査を開始しました。オーストラリア運輸安全局(ATSB)がこの調査に参加します。
この事案は、ジェットスターのJQ15便として3月29日(金)12時11分にケアンズを離陸し、関空へ向けて高度4,900メートル付近を降下中、右側の第2エンジンの指示値が不安定となったものです。当該便は、787-8の機体記号(レジ)「VH-VKJ」で運航されていました。
第2エンジンに続き、高度約3,600メートル付近で、左側の第1エンジンの推力が一時的に低下し、第2エンジンの推力も低下しました。「VH-VKJ」は19時19分、関空に着陸しています。この事案は、飛行中に複数の発動機の継続的な推力の損失に準ずる事態と認定され、調査が行われています。