航空局、整備・運航管理従事者も業務前にアルコール検査を義務化

航空局、整備・運航管理従事者も業務前にアルコール検査を義務化

国土交通省航空局は2019年4月9日(火)、航空従事者の飲酒基準について発表しました。これは1月31日(木)に発表した操縦士の飲酒基準に続き、「航空従事者の飲酒基準に関する検討会」が操縦士以外の客室乗務員や整備従事者などの飲酒基準について、検討を進めていたものです。

これによると、操縦士以外に客室乗務員や運航前整備を担当する整備従事者、対空通信を担う運航管理従事者に対し、業務前のアルコール検知器による検査を義務化します。また、航空機での操縦や旅客の避難誘導を行う操縦士と客室乗務員は、飛行勤務前8時間以内の飲酒を禁止、乗務後の検査も義務化されます。

このほか、アルコールが検知された場合は業務禁止となるほか、アルコール教育の徹底と依存症患者等への対応、アルコール不適切事案の航空局への報告を義務化、安全統括管理者の責務に飲酒対策を明確化の対応も求めています。

なお、航空局は4月9日(火)から、とりまとめを踏まえた関連基準の改正に関するパブリックコメントを実施します。

この記事に関連するニュース
メニューを開く