航空局、エアバス式A350-941とA350-1041型に型式証明

航空局、エアバス式A350-941とA350-1041型に型式証明

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A350の型式証明

国土交通省は2019年4月11日(木)、エアバスが開発・製造した旅客機「エアバス式A350-941及びA350-1041型」に対し、型式証明を発行しました。これは、エアバスが2017年12月20日(水)付けで型式証明を申請していたものです。

航空局は所要の審査を終了し、型式証明を行ったもので、これにより本邦航空会社がA350の2機種を運航することが可能になります。型式証明は、航空機の型式の設計が所要の安全基準や環境基準に適合していることを証明する認証手続きで、製造国に加え、使用する拠点の国でも必要とされています。

日本の航空会社では日本航空(JAL)がロールス・ロイスのトレントXWBエンジンを搭載したA350 XWBを発注しており、これが運航される予定です。JALは2013年にA350-900を18機、A350-1000を13機、計31機を発注しています。このうち、A350-900初号機が2019年半ばに引き渡される予定で、9月から羽田/福岡線に投入される予定です。

A350 XWBは高い環境効率を備えた旅客機で、300席から400席超の長距離用航空機として市場に投入されています。最先端の空力設計、炭素繊維複合材を使用した胴体と主翼、新型のロールス・ロイスエンジンなど最先端技術を採用し、高いレベルの運航効率性を備え、燃費と排出量を25%削減しています。

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