三井住友FG、航空機リース事業RBSの共同買収を完了-世界3位の規模

三井住友FG、航空機リース事業RBSの共同買収を完了-世界3位の規模

三井住友フィナンシャルグループ(SMFG)は2012年6月1日、ロイヤルバンク・オブ・スコットランド(RBS)傘下の航空機リース事業の買収を完了したと発表しました。買収額は総額で約73億ドル、日本円で約5,700億円で、SMFG、子会社の三井住友銀行(SMBC)、三井住友ファイナンス&リース(SMFL)、住友商事の3社によるコンソーシアムによる共同買収。

買収した事業は新たに「SMBC Aviation Capital」として業務を開始。SMFLには6月1日付で、航空機リース事業会社の経営管理を担う専門部署「航空機金融部」、航空機リース案件に特化した審査部署「航空機審査部」が設置され、SMBCにも国際統括部の部内に「航空機金融室」が新設されています。住友商事は、SMFLの航空機金融部、航空機審査部に人員を派遣します。

SMFGでは航空機リース業界は、アジアを中心に航空旅客輸送量の増加、格安航空会社(LCC)の台頭で、航空機への需要が今後も堅調に拡大するとして、資産規模で世界第4位のRBSを買収。SMFLと住友商事の合弁会社「SMFL Aircraft Capital Corporation B.V.」での航空機リース事業を1年以内を目処に統合、事業拡大を進めます。合算すると管理、保有機体数は世界第3位の規模になります。

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