成田国際空港(NAA)は2019年4月25日(木)、持続可能な開発目標(SDGs)の一環として、国際犯罪の撲滅に向け、法務省東京出入国在留管理局、警察、航空会社と連携し、人身取引の撲滅に向け取り組みを進めています。
NAAは、人身取引の密売人は、航空運送の高速性と利便性を悪用し、人身取引の被害者たちを見つからないように移送し、不当な利益を得ているとし、国際犯罪の撲滅に向け、日本政府と国際機関の取り組み支援しています。
この人身取引の実態や日本政府の取り組み状況、人身取引による移送の特色などの理解を深め、人身取引の移送の兆候を見つけ出すことを目的に、空港スタッフを対象とする第1回講習会の開催を予定しています。
また、空港内に告知リーフレットを設置するなどして、この種の国際犯罪に関する認知度向上を図るほか、国際航空運送協会(IATA)・国際空港評議会(ACI)の「#eyesopen」、国連薬物犯罪事務所(UNODC)の「Blue Heart」など、プロモーション動画の上映やキャンペーンポスターを掲示することで、国際機関が実施するキャンペーンと連携して、人身取引の抑止に取り組みます。