国土交通省北海道開発局は2019年6月15日(土)、鵡川水系鵡川左岸で、「鵡川・沙流川合同総合水防演習」を実施します。国交省は、梅雨や台風などに備えた防災と減災の取組として、本土では毎年5月、北海道では6月を「水防月間」と定め、各地域で総合水防演習を実施しています。
鵡川・沙流川合同総合水防演習のうち、地震による災害を想定して、空と地上から危険箇所のパトロールする河川・道路巡視に北海道開発局のベル412EP、機体記号(レジ)「JA6881」、洪水対策訓練のうち被災者救助訓練に北海道警察のヘリコプターでホイストによる被災者の吊り上げ収容を実施します。
このほか、土砂災害危険箇所の緊急点検と河道閉塞箇所の土砂撤去のTEC-FORCE訓練、埋没車両救助、倒壊家屋埋没者救助訓練を実施します。さらに、早めの避難が必要となる高齢者、障がい者、乳幼児等の要配慮者の早期避難、河川パトロールカーによる河川の状況の巡視と報告、消防団と建設業協会、学生による各種水防工法なども予定されています。
全国で実施される水防訓練で、警察や消防、自衛隊、関係自治体などが連携し、災害対策車両の操作訓練や、水防技術を伝承するための講習会が開催されます。同時に会場ではポスターやリーフレットの配布による水防月間のPR活動、若者や女性などを含めた水防団員の募集も実施されています。