ソラシドエア、中期戦略を一部見直し 福岡就航と早期に次世代機へシフト

ソラシドエア、中期戦略を一部見直し 福岡就航と早期に次世代機へシフト

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ソラシドエア 737-800

ソラシドエアは2019年5月29日(水)、2017年度から2020年度までの中期経営戦略を一部見直しました。重点施策として、(1)九州と沖縄を軸とした地域重視型モデルの差別化戦略を深化させ、(2)自助努力・他社との連携を含む構造改革に大きな変更はありません。ただし、九州の地域重視モデルに福岡を追加し、国際線の定期便化はチャーター便による検証を継続しつつ、九州を中心にネットワークを拡充する方針に変更しました。

同社は現在、良好なマクロ環境に恵まれ、売上高、利益とも目標を上回る水準で推移しています。ただし、国内外で格安航空会社(LCC)のネットワーク拡大、空港機能の強化などを背景に、競争環境の大きな変化が予想されています。その変化に対応し、中長期的な成長を実現するため、現中期の路線や便数計画、機材計画を見直しています。

路線や便数計画は、九州を中心とした国内、国際線のネットワーク拡充をめざし、発着枠の拡大が見込まれる福岡空港を新たな就航地とし、ネットワークを構築します。さらに、2020年以降に羽田国内線の発着枠の回収再配分、那覇や神戸の容量拡大などが見込まれており、路線決定は柔軟に判断します。

また、機材計画は現行保有機を長期利用する方針でしたが、早期に次世代機へシフトします。現中期戦略は、2018年度と2019年度に1機ずつ導入する計画で、変更により導入予定はそのままに増機を検討し、整備負担の平準化を考慮した段階的なシフトを前提に2021年度から737-800を次世代機に更新する方向性を探ります。

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