旧747政府専用機の貴賓室、石川県航空プラザに無償貸付

旧747政府専用機の貴賓室、石川県航空プラザに無償貸付

ニュース画像 1枚目:747-400 旧政府専用機
© 航空自衛隊
747-400 旧政府専用機

航空幕僚監部は2019年6月5日(水)、旧747政府専用機の貴賓室の無償貸付先として、石川県小松市に所在する石川県航空プラザに決定しました。空自は防衛に関する施策の普及、宣伝を目的に、貴賓室の調度品一式を無償貸付すると公表し、3月22日(金)まで希望者を募集していました。

旧政府専用機の747-400はリサイクル、リプロダクト、リユース事業や環境経営コンサルティング事業を手がけるエンビプロ・ホールディングスのグループ会社、エコネコルが空自と売買契約を締結しています。

エコネコルは、欧米を中心に航空機のリユース・リサイクルが注目を集めているとし、海外への売却を目指しています。この機体は、貴賓室をはじめ、機密部分は取り外して売却されます。

政府専用機として使用された747-400は、皇室や首相など政府要人の輸送、人道支援や在外邦人の輸送任務に使用され、世界100カ国269地点、およそ1,460万キロメートルを飛行しています。このうち、石川県立航空プラザに展示される貴賓室は、皇室や首相など政府要人などが利用、一般公開によりその移動時の様子を伺うことができる施設となります。

石川県立航空プラザは空自小松基地、小松空港に隣接する入館料無料の施設で、営業時間は9時から17時です。体験型学習機材用として、本物のYS-11シミュレーター、F-15戦闘機やセスナ機の操縦が体験できる簡易シミュレーターも設置されています。

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