海上保安庁は2019年6月17日(月)から7月14日(日)まで、函館海上保安部所属の巡視船「つがる(PLH-02)」をブルネイとフィリピンに海賊対策、訓練のため派遣します。「つがる」には、シコルスキーS-76Dの「JA919A」、愛称「はいたか」が1機搭載されています。
この派遣は、東南アジア周辺海域での海賊対策と、日本、フィリピン、インドネシア三カ国合同の排出油防除訓練を実施します。派遣中は、公海上での哨戒を実施するほか、寄港地などで関係機関と連携訓練や、ワークショップを通じ、海上法執行能力の向上と、各国と連携し、協力関係の強化を図ります。
今回の派遣で「つがる」は6月17日(月)に函館を出港、6月26日(水)にブルネイのムアラ港に入港し、ブルネイ王立警察へのワークショップを実施します。6月28日(金)にはムアラ港を出港し、フィリピン沿岸警備隊との連携訓練を行います。
また、7月1日(月)にはフィリピンのダバオ港に入港し、三国合同排出油防除訓練を実施し、7月5日(金)にダバオ港を出港し、7月14日(日)に函館へ帰港します。
海上保安庁では、2000年から東南アジア海域に巡視船や航空機を派遣しており、法の支配の基づく、自由で開かれた安全なインド太平洋海域の実現をめざし、各国とさらなる連携、協力関係を推進しています。