宮城県、仙台空港24時間化に向け地元に騒音対策を説明 貨物便誘致で

宮城県、仙台空港24時間化に向け地元に騒音対策を説明 貨物便誘致で

宮城県は2019年6月7日(金)、岩沼市議会調査特別委員会で仙台空港24時間化にむけた騒音対策を説明しました。住民から不安が出ていることに関し、6月10日(月)の知事記者会見で村井知事が、この対策はあくまでもたたき台と説明しています。

宮城県は騒音対策として、優先滑走路方式を徹底し、現在住民がいない海側からの離発着に努めること、深夜帯の便数を制限し、23時から朝の5時までは離発着を2回とすることを提案しています。住宅への防音対策では、国が定めた範囲を超え、一定の範囲内で住宅に内窓とエアコンを設置する、計3つの計画を提案しています。

しかし、騒音や助成に関して様々な意見が住民から出ていることに対し、村井知事はこれらはたたき台であり、住民からの話を聞き、話し合いを進めていきたいと返答しています。また、24時間化に向けて、宿泊や移動手段などの環境整備も必要なものの、当面は貨物便の誘致が濃厚であることから、まずは騒音問題に注力したいと説明しています。

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