A350のエンジン「トレントXWB」の重要部品、北菱が部品供給の契約

A350のエンジン「トレントXWB」の重要部品、北菱が部品供給の契約

ニュース画像 1枚目:トレントXWB
© AIRBUS
トレントXWB

エヌブリッジが提供する航空エンジン参入挑戦プログラムに参画する北菱は、国内大手重工から航空エンジン部品のサプライヤーに認定、部品供給の契約を締結しました。

エヌブリッジは三菱重工航空エンジン部門出身で、ロールスロイスの勤務経験もある代表者が設立、航空エンジン産業への参入を支援するベンチャー企業です。今回の契約で、エヌブリッジは2015年6月の創業以来、主力事業として手がける「異分野からの航空エンジン産業への参入企業育成」に初めて成功しました。

航空エンジン参入挑戦プログラムは、自動車産業や建機産業などの異分野から航空エンジン産業への参画を目指す製造企業向けに、エヌブリッジが提供する人材育成・体制整備の支援サービスを提供しています。2年間のコースでエヌブリッジが設計する航空エンジン試作部品の製造などを通じ、生産技術人材の育成、生産体制や組織体制の構築を図ります。

北菱が受注した航空エンジン部品は、ロールスロイスの民間航空エンジン、トレントXWBの重要部品です。トレントXWBはエアバスの最新鋭A350に独占的に搭載されるエンジンで、高度な工程設計力やプロセス管理能力が要求されます。A350は日本航空(JAL)が導入を決め、6月14日(金)に初号機「JA01XJ」羽田空港に到着しています。この機種は全世界で893機を受注しています。

エヌブリッジでは今後も、実績のある企業の航空エンジン産業への参入を後押しし、地方の技術力ある中小企業の活性化を図る方針です。

メニューを開く