日本トランスオーシャン航空(JTA)は2011年4月1日から2012年3月31日までの2012年3月期決算を発表しました。これによると、営業収益は3%減の394億9200万円、本業のもうけを示す営業利益は43.5%減の20億2100万円、純利益は23億4000万円でした。
JTAでは、東日本大震災や台風の影響に加え、スカイマークの那覇/宮古線の新規参入で旅客収入が大幅に減少したと発表しています。特に、スカイマークは2,800円、JAL、ANAの両グループは2,900円で設定した運賃値下げ競争が大きかったようです。
なお、JTAでは2013年3月までの営業状況についても競争が激化すると見ています。特に、2013年3月に開港する新石垣空港へスカイマークが就航表明している事、日本版の格安航空会社(LCC)が続々と設立、那覇線を就航している事などを環境の変化としてあげています。この中でもJTAは「うちなーの翼」として旅客の満足度向上、競争激化の中でも安定して利益をだす企業体質を目指すとしています。