政府専用機として活躍した747の「20-1102」が2019年7月7日(日)、アンカレッジからピナル・エアパークへ飛行しました。政府専用機の2号機は6月17日(月)に特別航空輸送隊が編成されている千歳基地を出発し、アンカレッジに到着していました。
ビューロナンバー「20-1102」は、1992年以来の民間機の機体記号(レジ)「N7477C」に変更され、速度はおよそ500ノット、巡航高度は41,000フィート付近を飛行し、ピナル・エアパークに向かいました。
政府専用機は「20-1101」が6月27日(木)、千歳基地を出発し、1993年4月から26年間で100カ国、349回の任務運航を終えました。日本に在籍する旅客機仕様の747はこれが最後で、かつ日本各地の空を席巻した747-400の最後でした。「20-1101」も近くアメリカ籍の機体記号に変更するとみられます。
これら2機は、リサイクル事業を手がけるエコネコルが落札し、航空機の解体やリサイクル事業を新規開拓するための技術、ノウハウ、市場の研究に取り組むことを表明しています。